量塊と稜線の先に-兼田昌尚 陶展
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量塊と稜線の先に-兼田昌尚 陶展

2022.10.3~10.30

天寵山窯8代目兼田昌尚は、萩焼約400年の歴史上、刳貫の成形技法を1989年より本格的に表現に取り込んだ陶芸家です。土の量塊を叩き締めることで人為と自然の狭間のような稜線が生まれ、内部を刳りぬくことで、雄大な山や岩の如き力強い花器や茶碗が生まれます。また登窯焼成による灰被や窯変と相まったやきものならではの表現は、広く海外からも注目されています。近年は時に人肌を感じさせるなまめかしさが窺われる作品も見られます。 

(本展監修者/外舘和子・多摩美術大学教授)


兼田昌尚 略歴

1953年 7代兼田三左衛門の長男として萩市に生まれる
1979年 筑波大学大学院芸術研究科美術(彫塑)専攻修了(2000~‘03同大助教授)
2006年 日本陶芸100年の精華(茨城県陶芸美術館)
2013年 清州国際工芸ビエンナーレ:現代工芸における用と表現(韓国)
2014年 炎の伝統(サンフランシスコアジア美術館)
 


兼田昌尚氏 在廊予定

10/8(土)、9(日)、10(月)
※予告なく変更・中止になる場合がございます。
恐れ入りますが、あらかじめご了承ください。

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