間 AWAI 『海を渡った古伊万里~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇~』巡回展記念 貴婦人の茶会 マリー・アントワネット編 

2022年7月5日(火) / 23日(土)~24日(日)
間 AWAI THE COVER NIPPON

2020年にスタートした『海を渡った古伊万里~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇~』は、国内にて巡回展が実施されています。現在、伊万里発祥の地、佐賀県立九州陶磁文化館での展覧会を記念して、「貴婦人の茶会 マリー・アントワネット編」トークイベント茶会を開催致します。

詳細

日時
2022年7月5日、23~24日
会場
間 AWAI THE COVER NIPPON Salon(帝国ホテルプラザ東京2F)
席主
保科 眞智子 茶道裏千家教授(保科宗眞) / ロースドルフ城古伊万里再生プロジェクト代表
主催
一般社団法人 古伊万里再生プロジェクト(ROIP Japan)
イベント詳細はこちら

開催にあたって

17世紀に日本で最初に焼かれた磁器「古伊万里」は、主に輸出用として肥前国(現在の佐賀県有田町およびその周辺)で製作されました。江戸幕府が鎖国政策をとっていたため、古伊万里はオランダ東インド会社を介して、外国との窓口となっていた長崎から出航しました。白い宝石と讃えられた古伊万里は、またたく間にヨーロッパの王侯貴族の間で大流行。宮廷を豪華絢爛に飾りたてたポースレン・キャビネット(磁器の間)は、彼らのステータスシンボルとなりました。

本イベントの席主は、日本と海外をつなぐ茶会を数多く手がけている裏千家教授の保科眞智子さん。中でも「貴婦人の茶会」は、保科さんの代名詞といえるテーマです。お茶会の醍醐味は、主客の心の交流とお道具の鑑賞。そう位置づける保科さんが、17-18世紀のヨーロッパ貴婦人「マリー・アントワネット」を現代の日本にお招きしたら?とイメージしました。

本イベントでは、特別に古伊万里などをしつらえ、お点前でお茶とお菓子を召し上がっていただきながら、保科さんが取り組んでいる古伊万里再生プロジェクトのお話のほか、テーブル茶会の心得、暮らしに取り入れる古伊万里の見立てなどについてお聞きします。
また、本茶会は、お気軽にご参加いただける椅子席にて開催いたします。古伊万里ファン必見!話題満載のトークイベント茶会です。お子様や茶道初心者の方も大歓迎ですので、皆さまのご参加をお待ちしております。


海を渡った古伊万里 ~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇~

オーストリア、ウィーン近郊にたたずむ古城ロースドルフ城では、城主であるピアッティ伯爵家によって東洋の磁器がコレクションされ、城内に美しく飾られていました。

ところが、第二次世界大戦終結直後の1945年、旧ソ連軍の侵攻を受け、コレクションの多くが破壊されてしまったのです。ピアッティ家はこの悲劇に打ちひしがれましたが、城内に残された大量の陶片を廃棄するのではなく、現代まで大切に保管してきました。

本展覧会では、日本国内の古伊万里の名品とともに、ロースドルフ城の陶磁コレクションを展覧し、さらには、最新の修復技術により「破壊」された陶片から、かつての作品を復元「再生」した作品を公開しています。

「海を渡った古伊万里~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇~」巡回展
佐賀県立九州陶磁文化館
会期: 2022/5/28(土)~ 2022/7/18(月・祝)

保科眞智子 Machiko HOSHINA茶道裏千家教授 ロースドルフ城古伊万里再生プロジェクト代表

茶道裏千家教授(保科宗眞)、ロースドルフ城古伊万里再生プロジェクト代表
茶の湯と日本文化の魅力を国内外に伝える茶蓮主宰。大使館やサミットなど、国際親善のための茶会を多数開催。若い世代への日本文化継承にも積極的に取り組む。(公財)国際茶道文化協会会員、同協会英語茶道教室講師。生家は旧大名家、旧子爵保科家。
著書「英語DE茶の湯 こんなとき、どうする?!」「そのままあるがまま as it is 暮らしに お茶を。」


開催概要

『海を渡った古伊万里~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇~』巡回展記念
貴婦人の茶会 マリー・アントワネット編


保科 眞智子氏(茶道裏千家教授 / ロースドルフ城古伊万里再生プロジェクト代表)をナビゲーターに、二部形式でトークイベント茶会をお楽しみいただきます。

第一部 『海を渡った古伊万里~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇~』
古伊万里再生プロジェクトとヨーロッパの人々を魅了した古伊万里のお話をお聞きします。

第二部 お茶会と古伊万里
どなたでも気軽にお愉しみいただけるテーブル茶会。もてなしの心得や古伊万里の見立てについて教えていただきます。
ゲスト 片岡省治(歳時記文化研究)

片岡省治歳時記文化研究

「歳時記」「骨董」「日本の食文化と器」などを中心に、日本の伝統文化や暮らし、日本人の美意識や心など、様々なスタイルの講座を開催。当日は骨董の文様や器の見立てなどお話しします。

詳細情報

日時
2022年7月5日,23~24日
第1回 7月5日(火) 13:00-14:30
第2回 7月5日(火) 15:30-17:00
第3回 7月23日(土) 11:30-13:00
第4回 7月23日(土) 14:30-16:00
第5回 7月24日(日) 11:30-13:00
第6回 7月24日(日) 14:30-16:00
会場
間 AWAI THE COVER NIPPON Salon(帝国ホテルプラザ東京2F)
会場は、東京メトロ日比谷線日比谷駅の帝国ホテルプラザ東京2階になります。六本木ミッドタウンのTHE COVER NIPPONではございませんので、ご注意下さい。
参加費用
12,000円(税込)(*古伊万里の豆皿のお土産)
おまとめ割 10,000円(税込)
2名様以上でお申し込みのお客様は1人10,000円(税込)でお申し込みいただけます。お友達やご家族お誘い合わせでご参加ください。
席主
保科 眞智子 茶道裏千家教授(保科宗眞) / ロースドルフ城古伊万里再生プロジェクト代表
主催
一般社団法人 古伊万里再生プロジェクト(ROIP Japan)

お持ち帰りいただく古伊万里の豆皿です(※イメージ画像)。

※平和への願いを込めて
「古伊万里再生プロジェクト」は陶片をつなぐだけでなく、歴史をつなぎ、世界をつなぐために動き出しています。本茶会収益の一部は活動資金に充てさせて頂きます。ROIPプロジェクトにご賛同いただけますと幸いです。

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オーストリア・ロースドルフ城古伊万里再生プロジェクト

割れてしまった陶磁器を修復するという習慣がなく、廃棄されるのが通例のヨーロッパで、なぜこれらの陶片が今に伝えられているのでしょうか。それは、戦争当時の城主、フェルディナンド・ピアッティ氏の「このような悲劇を二度と繰り返すことのないように」という強い願いによるものです。破壊された陶片群は、城の歴史の象徴として大切に保管、展示されてきました。

白く美しい日本生まれの磁器に、17世紀以降のヨーロッパの王侯貴族は強い憧れを持ち、金に糸目をつけずに買い求めました。日本からヨーロッパへと磁器が伝播し、国同士の争いに翻弄されて痛ましくも破壊された歴史。しかしそれらがわが国の修復技術によって往時の姿を取り戻したことを、再びヨーロッパの人々に伝えたい――。

「古伊万里再生プロジェクト」は陶片をつなぐだけでなく、歴史をつなぎ、世界をつなぐために動き出しています。

※本茶会収益の一部は活動資金に充てさせて頂きます。ROIPプロジェクトにご賛同いただけますと幸いです。

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